就職/転職

資格はどれだけ有利か?


資格に関する勘違い?


資格はもちろん無いより有った方が有利な事は確か。
ただしこれを「資格さえあればどこでも入社できる」と勘違いしている人が多いのです。

資格の中には国家資格のようにそれがなけば仕事自体ができないものがあります。
司法試験に合格しなければもちろん弁護士業はできません。
税理士の資格がなければそれもまたしかり。
車の運転をする場合には普通免許が必要ですし、タクシーの運転手なら二種免許が必要です。

ところが資格というものは全てがそういうものではありません。
世の中にはその資格がなくても仕事そのものはできるというものの方が多いのです。
企業によっては採用条件として一定の資格保持者というところもあります。
しかしながらこれを勘違いしている人は以下のようにとらえています。

  資格があれば即戦力として働ける。
  企業は資格保持者を欲しがっている。

これは大きな勘違いです。もちろん資格はあった方が有利です。
ただあればそれだけでどこにでも入社できると勘違いしている人が多いのです。

特にこの勘違いが多いのがIT系です。IT系の資格は多種多様にあります。
しかしながら資格さえ持っていればどこでも働けるというのもではありません。
特にIT系は資格よりもスキルが重視されます。

  それまでにどんな経験があるのか?
  どの言語・プラットフォーム・DBなどそれぞれ何年経験があるか?
  どんな業種の開発経験があるのか?
  開発経験は何年実績があるのか?

企業側は即戦力を求めています。即戦力とは経験者です。
経験がなく、ただ資格を持っているだけでは、即戦力とは言えません。
免許取立ての初心者マークなのです。
実践を繰り返さなければ本当の戦力にはならないのです。

ですから資格を持っているだけでいきなり転職し、その業界ですぐに正社員として採用されると思っているとしたら、それはとても甘い考えであることが多いのです。

もちろん資格はあった方が良いのですが、資格があるからと言って企業の採用条件を満たしているわけではないのです。
その資格を持つことで「応募資格を得た」くらいのものも多いのです。

業種やその資格にもよりますが、
「資格さえとればいろんな企業が自分を欲しがるはず・・・・」
という勘違いをしないよう気を付けてください。

資格はもちろん有った方が良い。
もちろんあればプラスになる。
ただしそれだけで十分なわけではない。

ということです。


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