ネットショップ運営のコツ

とにかくネットで稼ぐには?

ネットで稼ぐには共通点があります。
ネットでなくてもリアルビジネスでも同じです。共通点というかポイントですね。
そのひとつが以下です。

「見る側の満足またはメリットは何か?」を客観的に明確にすることです。

サイトを見る人は自分の満足またはメリットにしか興味がありません。

あなたは見る人、買う人にどんな満足またはメリットを提供するのかを相手の立場にから見て明確にすること、そして見る側の人から見てそれが満足やメリットになっていることが重要です。

例えば、実際にあった例ですが、ある薬局のホームページを依頼された時の話です。
その薬局のオーナーはホームページで自分の薬局のオリジナル薬袋をアピールしたいとのことでした。
薬袋・・・薬を入れるただの紙袋です。

そこのオーナーは自分の薬局の薬袋は自分でデザインして作ったので是非アピールしたいとのことでしたが、皆さんは薬を買う側で考えるとどうでしょうか?

すぐにわかると思いますが、薬を買う側は薬袋なんてどうだっていいのです。
入れ物なんてなんだった構わないのです。それがどんなにおしゃれでも意に介しません。
そのオーナーは「見る側だってきれいな薬袋の方が良いだろう」と言ってました。誰が気にするんだか・・
例えばコンビニで買い物した時の袋なんて気にした事ないと思います。困らなきゃなんでもいい。。

このように「売る側」と「買う側」のギャップ、「見せる側」と「見る側」のギャップは確実にあります。

そして自分が客側で見ている時は常識的にわかるような簡単なことが、売る側になった途端に無理のあるアピール内容になってしまうのです。

この場合で言えば薬袋なんてのは客側にとっては何にメリットにも満足にもなりません。
売る側の勝手な自己満足でしかないのです。



他にも似たようなことはたくさんあります。
ある化粧品を販売しようとしている会社は、アピールするポイントが

「飲んでも体に良い水で作った化粧品」

だそうです。これを全面的にアピールしようとし、さらに水のアピールをしようとして、
水の構成成分や、様々な実験結果などを徹底的に資料にまとめ、
それを広告などで一番大きく全面にアピールしました。

どういう水を使っているか?なんとなくわかるけどそうではありません。

客の満足・メリットは何か?という視点で言えば、この場合、その化粧品を使うとどのようなメリットがあるのか?となるのです。

客は決して水そのものや成分そのものが欲しいのではなく、それによって得られる効果が自分のメリットになるのです。ダイエット食品だってその食品が欲しいのではなく、その食品によってダイエットできるというメリットが欲しいです。

例えば、この化粧品を利用すると他社製品に比べてどれだけ肌がきれいになるとか、しみが消えるだとか、普通の化粧品では合わない人に、この化粧品ならどうして合うのか?とか、お客さん側は自分がもし使ったら今の化粧品と比較して、自分にとって何が良くなるのか?を知りたいのです。そしてそれを証明するための説明としてはじめて水の成分などになるでしょう。しかし話の主体は利用者のメリットです。

この場合で言えば、どういう水でどのように作られているか?は売る側の勝手な自己満足によるアピールポイントであり、買う側は自分にとってどんなメリット・満足があるのか?を知りたいのです。

もちろんサイトや広告のトップにアピールする言葉も変わってきます。
SEO対策でひっかけるキーワードも変わってきます。
そもそもそれさえわかれば作る物さえ変わってきます。

私は何か物を作ったり、仕入れたりしてから販売する戦略を考えたりしません。
先に「どのようなものが望まれているか?」を調べてからそれに合う商品を作ったり、仕入れたりします。
もちろんサイトの作成も後なのです。

ですからまず最初に見る側、買う側が何を望んでいるか?を明確にし、それに対して自分はどんなメリット・満足を提供できるか?が重要になるのです。

ちなみにネットビジネスというか商売にはもう一つのポイントがあります。
またどこかに書いてありますので探してみてください。

 

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