その他注意点

トラブルが起こらないようにするための注意点

個人旅行は何かあったらすべて自分でなんとかしなければなりません。ということは何もないのが一番なのです。そこでできる限り何もトラブルが起こらないための注意点をご紹介します。

典型的な観光客スタイルをしない

一般的なツアーで旅行に行く場合はいわゆる典型的な「観光客スタイル」をするよう促されれます。観光客スタイルとは「タスキがけのカバン」や「体に巻きつける小物入れ」などを利用するよう言われますが、これは逆にいえば「観光客です」と宣伝しているようなものです。ツアーの場合は集団で行動しますし、買い物も観光客用の場所でするのでこれでもよいと思います。しかし個人旅行の場合はこのようなスタイルで1人で歩いていれば犯罪者やボッタクリを呼び寄せているようなものです。
 ではどんなスタイルか?というと、できる限り普通のその場所になじむスタイルです。いくら汚いカッコをしても普通の日本人は大抵日本人だとばれてしまいますが、普通のカッコしてるだけでも【旅慣れている】感じになります。その普通のスタイルでもいくつかポイントがあります。不必要なものはホテルのセーフティボックスに入れ、財布などは前ポケットに入れ、できるだけ手ぶらが良いです。国やホテルによってはセーフティボックスさえ信頼できない場合があります。その場合はスーツケースに入れて鍵を閉めておきます。それでも信用できないような国もありますが、そこまで行くと慣れるまでそんなところには行かない方がいいでしょう。もしかばんなどを持ち歩く場合でも財布など大事なものは前ポケットに入れ、カバンの中にはあまり大事なものは入れずにできるだけ普通のカッコで歩くとよいでしょう。

あいまいな態度はNG。断るものははっきり断る

 海外では日本人をはじめ、観光客を見るといろいろと売ろうとする人が寄って来ます。これにあいまいな態度をしてニコニコしていたり、すまなそうな顔・困った顔をしながら断っていると、「もう少し強く押せば売れるかも」と思われ、しつこく何かを売ろうと付きまとわれます。中には一人が押し売りしている間にほかの人がスリをするなんてこともあります。
 このような場合はニコニコせず無表情で目線を合わせずはっきりと「NO」と断りましょう。付け入るスキを見せないような表情と態度がポイントです。

現金は一部を持ち歩き、一部はセーフティボックスに

 例えば日本の現金やカード類、その他外出時に不必要なものはすべてセーフティボックスに入れておき、外出するときは最低限+アルファの現金と、クレジットカード一枚くらいがよいでしょう。万一盗まれても持っている分はなくなりますが、ホテルに帰ればまた現金がありますので旅を続けることができます。

クレジットカードは2枚持参し、一枚を携帯する

 現金同様にクレジットカードも複数持参したうち、一枚を財布に入れて持ち歩き、それ以外はセーフティボックスに入れておきます。もし盗まれたらカード会社にすぐに連絡して利用を停止してもらいますが、ホテルに変えれば他のカードがありますので、旅を続けることができます。

パスポート情報・その他情報を控えておく

 免税店などで買い物するとき、パスポートを提示するよう言われることがありますが、パスポート番号、発行日、有効期限などパスポート情報を一通り控えておき、それを持っていけば使えます。コピーしておくのが一番手っ取り早いですね。また、パスポートを盗まれた場合にも、控えがあれば再発行が手短にできます。また同時にクレジットカードの情報、海外旅行保険の証券番号、大使館などの緊急時の連絡先なども控えておくと何かあったときにすばやく対応できます。

携帯電話を持ち歩く

 今では日本の携帯電話をそのまま海外で使えるようになってきました。また、世界中で使えるプリペイド式の携帯も安く購入できます。いざというときにどこかに連絡が必要な場合に持ち歩くと便利です。中には電話に出たくない人もいるでしょうが、その場合は電源をOFFにして持ち歩くと良いです。
 外出先でいざというとき、どこかに連絡が必要な場合に携帯がなければ連絡手段がないからです。例えば外出先からホテルへの帰り道が分からなくなった時にホテルに電話してタクシーの運転手に場所を伝えてもらったり、盗難などの犯罪に巻き込まれた時に警察や大使館に連絡したりなど、何かあったときのために携帯を持ち歩くと便利です。
また、何人かで一緒に行った時は別行動したときの連絡や、広い場所で買い物をしていたら仲間がどこにいるか分からなくなってしまった場合などにもみんなが持ち歩いていれば便利です。