空港・ホテル間の移動

一番気軽なのはタクシー、公共機関の乗り方もそれほど難しくない

空港とホテル間の移動はやはり一番気軽なのがタクシーでしょう。タクシー乗り場の場所や乗り方、公共機関の乗り方などは、JALやANAなど航空会社のサイトで紹介されています。中には動画で説明されてるところもあります。
 タクシーの運転手に行先を知らせる手段として、念のためにホテルの名前と住所がわかるものを持参し、タクシーの運転手に渡せば言葉が通じなくてもわかってくれます。タクシー事情はその国によって異なります。米国、グアム、サイパン、ヨーロッパ、韓国、台湾、香港、中国などはメーター代金+チップで普通に乗れますが、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジア系はそれぞれ国によって事情が異なりますのでインターネットで調べて行った方がいいです。基本的にメーターなど無視でほったくられるからです。
 ネットで調べて知って行けば割とどの国でもすんなりいけます。また、ほったくられてもこれらの国は安い国なので知れています。
 調べるのも大変かもしれませんので、以下に代表的なところをいくつかご紹介します。

タイ・バンコク

 空港内ではタクシーチケットを販売しているが、少し割高なので深夜やラッシュ時以外は空港では到着ロビーから一階下に降りるとタクシー乗り場があるのでそこを利用すると良い。そこではメーターで行ってくれる。
 街中ではタクシーにメーターはついているが、価格交渉になることも多く、何も言わなければ相手が決めた金額になってしまうので、必ず乗る前にメーターで行ってくれるか聞いてみる。乗ってからでは遅い。割との英語が通じる。
 流しのタクシーの場合、特に雨の時や夜のラッシュ時などはほとんどがメーター料金ではなく交渉制になる。少し高めの料金を言われるので価格交渉してみる。納得いかなければ何台か交渉する。
 街中でもどこかのホテルを見つけてホテルのスタッフに頼んだりMBK等のショッピングセンターのタクシー乗り場で乗ればメーターで行ってくれる。MBKでは1Fの真ん中あたりのレストランの奥にタクシー乗り場がある。繁華街では流しのタクシーは割と高額な金額を言われる。
 雨の時やラッシュ時はほとんどが交渉制となる。公共機関であるBTSとMRTは乗り方が簡単で安く渋滞につかまらなくてよい。チップは交渉の場合は必要ない。メーターの時には5~10%くらいでお釣りをあげたり、一度受け取ったおつりの一部をあげるなど。日本人はこのような数字をきっちり守ろうとするが、きっちりである必要はない。そのとき大きなお金しか持っていなければ必ずしもあげる必要はないし20%になったからと言ってバカとかカモとも思われない。
 トゥクトゥクは高いのでそれを承知で記念で一度乗る程度でよい。乗るときは交渉となる。トゥクトゥクの運転手がどこか連れて行ってくれると言っても、その案内は信用しない方がよい。

インドネシア・バリ島

 空港を出るとタクシー乗り場まで頼んでもないのに荷物を持ってくれる親切そうな人がいるが、後で10$くらいのお金を要求されるのでキッチリ断る。空港ではタクシーカウンターがあるのでチケットを購入し、そこに待機している運転手にチケットを渡すと車まで案内してくれます。
 街中では青いタクシーがメーター制であることが多い。ホテルから出る場合はホテルスタッフに依頼するのが安心。この場合メーターでなくてもそんなに高くない。ショッピングセンターでも同様。街中でメータータクシーは少ないが金額が安いので乗る前に価格交渉する。1日チャーターでも2000円くらい。割と日本語・英語が通じる。人懐っこく親切な感じがするが、翌日以降の予定を聞かれ「明日よければ一日案内する」などと言われるが、行きたくないところに連れて行かれるので「明日は予定がある」と言って逃げる。タクシー運転手は土産屋さんに客を連れて行くとバックマージンがもらえるのでそのようなところに連れて行かれる。
 チップはタイ同様にメーターで行ってくれた場合のみ払う。

ベトナム・ホーチミン

 ぼったくりタクシーの国。乗って良いタクシーは「VinaSun」「MyLine」など。空港では建物を出て左に30m~50mくらい行くとタクシー乗り場がある。何人かタクシー会社のスタッフがいるのでその中からこれらのタクシーのスタッフを見つける。ネットではタクシー乗り場までの間に、ぼったくりタクシー運転手がしつこく客引きするとか間違いなくぼったくりに会うなど書いてあったが、実際に行ったら一度もそんなことはなく緑色のYシャツにネクタイをした「VinaSun」のスタッフがいる。Yシャツの胸元を良く見ると「Vinasun」と書いてある。
 街中でも「VinaSun」「MyLine」は車のデザインが白と緑で統一され、街中でも目立つので間違えなければ問題ない。チップはタイ同様で正しいメーターで行ってくれた場合のみ払う。
 もし変なタクシーに乗ると、メーターを使わずに請求されたり、メーターであっても金額表示の点の位置がずれていて一桁多く請求されたり、「ベトナムドンではなくドル表示だ」とドルで請求されたり、メーターの金額がすごい勢いで上がって行ったりする。ちなみに見た目が似ているニセモノも多いので会社名が書いてある事を確認した方が良い。

マレーシア・クアラルンプール

 空港で荷物を受け取った後、「Airport Taxi」と書かれたチケット売り場があるので行先を告げてチケットを購入。低価格なバシェットと高級なプレミアがあり、何も言わなければ高い方のプレミアの金額を言われるので「バシェット」と言うと安い方の金額になる。 繁華街のブキッ・ビンタンまでバシェットで約75RM、プレミアで約200RM。
 街中や観光地ではメーターがついていても交渉制が多いので乗る前に金額を確認・交渉する。また、街中ではタクシースタンドがある。深夜は5割増となる。公共機関のモノレールは乗り方は簡単で安く、渋滞につかまりにくい。この国はチップの習慣がないのでこちらの気持ち程度でよいが、もしあげるならタイ同様にメーターで行ってくれた場合のみ払う。

 ちなみに私は以前京都のタクシーで少しだけ多めにとられました。メーターは1200円と表示されていたのに「1500円になります」と言われました。日本でもそんなことあるんですね~